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光をリビングに。
そしてお父さんもずっと一緒に。



光をリビングに

「14時になったら電気をつけていたの」そう話す施主様。
家を新築した時には周りには家はなかったが、あとからどんどん住宅が建っていき、リビングに南側からの明るい光が入り込まなくなった。そこで、今回はリビングを一番日のあたる南側に移動。太陽の光が入りつつ、開放感のある大空間となりました。さらにキッチンに立つと、今まではリビングの様子が伺えなかったが、これからは、家族が一つの空間でテレビを見たり、料理をしたり、パソコンをしたり、ソファでごろ寝したりと、1つの時間を共有できます。明るい開放感 のある空間。ここが、家族の集まる大切な空間です。

お父さんもずっと一緒に

実は、施主様のご主人が急逝されました。亡くなられたご主人は1級建築士で、もちろんこの住宅も設計されました。そのお父さんの思い出がたくさん残るこの住宅。お父さんが設計した基礎、柱、梁...。使える所はすべて利用し、お父さんの家族への思いが伝わる住宅を大切にしました。また、建具の色はリフォーム前と近似色に。それはお父さんが選んだ色だから。この色に包まれていると、お父さんとまだ暮らしているような気持ちになります。そして、お父さんのお仏壇。お仏壇を敢えて、リビングに。一緒にテレビをみたり、1つの空間で過ごしたい。テレビの横のガラス棚には、お父さんが使っていたマグカップや手帳などを置く。姿はそこにはないけれど、まだまだお父さんのぬくもりが消えない住宅。これからもお父さんに守られながら、この住宅が生き続けます。

I様の声

工事をする前までの住宅の悩みは何でしたか?
リビングの日当たりが悪く、日中でも午後になると照明が必要。寝室が寒い。各部屋の温度差があり、締め切りにしていた。一部雨漏りしていた。

実際に生活してみてどうですか?
季節を忘れるくらいで薄着の生活で外に出て、あ~今は冬なんだと感ずる日々です。まるで南国に移住したような気分です。雪でぬれてた靴が玄関に脱いで置くだけで朝までに乾いて驚きです。

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